タスクトレイのツールチップが隠れる問題
Windows XP Professional で、タスクトレイのアイコンにカーソルを重ねると、ツールチップが表示される。
それが何かの原因でタスクバーの後ろに表示されてしまい、いわゆる、ツールチップが隠れる、という現象が起こる。
これには完全な解決方法がある。
すなわち、タスクバーの右クリックメニューにある「タスクバーを固定する」をオンにしたあと、レジストリエディタを開き、
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
の中の DWORD 値 LockTaskBar を 0x00000001 にする。
必要に応じて、コンピュータを再起動する。
これは本来、「タスクバーを固定する」の設定を変更可能にするかどうかを決定するためのレジストリの値であるが、これを設定することによって、ツールチップが隠れる現象が再現しなくなる。
より簡単な方法は、コマンドプロンプトで
mmc.exe gpedit.msc
と入力し、グループ ポリシー を起動する。
- ローカル コンピュータ ポリシー
- ユーザーの構成
- 管理用テンプレート
- タスクバー と [スタート] メニュー
- 管理用テンプレート
- ユーザーの構成
の中の、 タスクバーをロックする の値を 有効 にする。